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九鬼定置網漁業

株式会社

 九鬼定置網漁業株式会社は、九木浦共同組合が長年にわたり享有してきた定置漁業権を承継し、これを使用して、定置漁業を営むことを目的とする会社として、平成15年5月に資本金1億円、株主数759名で設立されました。

 当社の漁場は、黒潮踊る熊野灘と九鬼原生林を背にした1号漁場と2号漁場があります。

 第1号漁場に於ける鰤の年間漁獲の最高は、昭和10年度の約16万尾、また一網の最高は、昭和11年4月4日の4万6千尾、第2号網に於ける年間漁獲の最高は、大正2年度の5万3千尾。

 

本漁場は鰤の三大漁場といわれ、明治以降 九鬼の経済を支え、地域の振興発展に寄与してきました。

会社設立以降も鰤、稚鰤、鯵、烏賊等が水揚高の約7割を占め、鰤も平成21年度の5万4千尾を最高に、最近は毎年3万尾近い水揚げがあります。

​企業理念

・新鮮で美味しい魚を消費者に供給する。

・安定的持続的利益の実現達成と株主への配当の実現のため経営の強化に努める。

・従業員の所得向上と生活の安定を実現する。

・従業員の教育研修と後継者の育成に取り組む。

設備

 当社では、魚網や船舶も老朽化しているため、計画的に設備投資をしております。

 平成26年度には 19t型漁船を建造して1隻操業に切り替え、安全性並びに省力化の向上を目指します。

漁場の沿革

明治28年 九木浦東岬字小鼻に鰤大敷網を敷設

明治32年 九木浦鰤大敷組合を設置し、鰤大敷1号を小鼻に敷設

明治33年 九木2号大敷を字岬ナメタに敷設

明治42年 1号漁場を九木浦区に居住する住民を以って組織する九木浦共同組合(九木浦第一共同鰤大敷組合)にて経営

昭和9年 2号漁場を九木浦区に居住する住民を以って組織する九木浦共同組合(九木浦第二共同鰤大敷組合)にて経営

※この間には歴代の経営者により、大敷網、大謀網、落網と変更改良が加えられる。

​昭和26年 九木浦共同定置漁業組合、第1号網、第2号網と改める。

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